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2017年11月2日 更新
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H29 絵手紙で学ぶ会 小池邦夫先生ご夫妻をお迎えして
11月1日(水)国語の書写の授業で絵手紙をを学びました。
忍野村には、絵手紙の美術館「小池邦夫 絵手紙美術館」があることから、絵手紙を授業で取り上げました。昨年度に引き続き大変お忙しい中を、小池邦夫先生自ら奥様と共に来て頂けました。
<小池先生の紹介>
絵手紙創始者、絵手紙作家
1941年 愛媛県松山市生まれ、東京学芸大学書道科に学ぶ。
1975年 東京で初の個展を開催。
1979年 肉筆の絵手紙6万枚を1冊ずつ綴じ込んだ季刊雑誌『銀花』が発行される。
1985年 日本絵手紙協会創設、会長(現在は名誉会長)に就任。
2004年 山梨県忍野村に『小池邦夫絵手紙美術館』開館。
2009年 上武大学客員教授に就任。
2009年 上武大学「手がき文化研究所」所長に就任。
講演著書多数。
小池邦夫先生の特別授業が始まりました。
小池先生は、なぜ絵手紙を始めたかのかということから、お話し下さいました。それは意外なお話でした。
先生は小さい頃から、不器用で絵や字も苦手で、しかも話すことも苦手でつまり、人に物事を表現することができない子供だったそうです。
ところが、当時の担任の先生から暑中見舞いとして贈られた一通の手紙が先生の人生を変えたそうです。その手紙の最後に「君は、隠れたものを秘めている。それを私は知っている。」と書かれていたそうです。
小池先生は、それがうれしくて今でも覚えているそうです。
そして、人にものを伝えることが苦手だった先生は、やがて絵手紙という方法を自分で創り出します。そのとき、親友だった人に最初に絵手紙を送り、それを今でも続けているそうです。
小池先生は最初にこう言いました。
○下手でいいんです。
○下手がいいんです。
○丁寧に一生懸命、伸び伸びと書いて下さい。
具体的な書き方は奥様にバトンが渡されました。
絵手紙を書く上でのポイントをひとつづつ示して頂きます。
大切なポイントは
○実物を見ながらかく
○ゆっくり線をかく (気持ちが入る)
○大きな絵をかく (はみだしてもいい)
○色はリズミカルに (素早く)
○ヘタでいい ヘタがいい (心に感じたことを飾らずに書く)
ということでした。
小池先生ご自身も見守って下さっていました。
ふだんとは違う雰囲気に緊張しながらも、真剣に取り組んでいます。
いよいよ実習の開始です。まずは筆の持ち方と運び方から学びます。
筆先に神経を集中させ教えて頂いたことを実習していきます。
その後に持参したモチーフを絵手紙にしていきます。
こちらは、もみじ。
柿を選んだ生徒や
なすを選んだ生徒
こちらはミカンを選んだ生徒。思い思いの作品をていねいに仕上げていきます。
こちらが、取り組んだ作品
どの作品も一生懸命に書かれています。
最後に小池先生からの作品についてのお話がありました。
先生は、なるべく多くの作品のいいところを見いだして下さいました。
用紙からはみ出すくらい大きく書いていた生徒には「気持ちが絵にのせて伝わってくるようですね」と講評して下さいました。
絵が小さかった生徒には「大きく書くと気持ちが伝わる。でも、この作品なら絵に添えることばが沢山書けるから言葉で気持ちが伝えられるね」とお話して下さいました。
細かな作品を完成させた生徒には「これだけの作品をこの時間内に仕上げるのは大変なことですね。特にありがとう。これだけじゃないのよ、ありがとうの言葉がすばらしいね」と褒めて下さいました。
これらのお話は絵手紙の良さである「丁寧さと一生懸命さ」にすべて結びついているように思いました。人間は長所と欠点を併せ持っています。短所を指摘するばかりではやる気は下がってしまいます。しかし長所を取り上げ、つなげていくようにすれば大きな結果を生み出していきます。それぞれの作品の中から「良さ」を見いだし取り上げて下さる小池先生の様子から、長所を取り上げる大切さを感じました。
そして長所を見つけるキーワードが「丁寧さと一生懸命さ」ではないかと思いました。丁寧に仕上げる人間は周りのものを大切にしていきます。一生懸命に頑張る人間は必ず認められる時期が来ます。そして丁寧に取り組む人や一生懸命に頑張る人であれば、同じような人たちが見つかっていくのだと思います。
これらのことは学校教育の中でも、また家庭教育の中でも、地域教育の上でも必要なことであり、忘れてはならない視点として小池先生から示して頂いたように思います。
小池先生、生徒と学校に大きな贈り物をありがとうございました。
本文終わり
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