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2023年3月6日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
令和4年度 学教評価
7月と12月に「学校評価アンケート」を実施しました。このアンケートの目的は,開かれた信頼される学校づくりの推進に向けて,今後の教育活動をより良きものにするためです。
 ご協力下さいました、保護者の皆様ありがとうございました。
 このアンケート結果を分析し,来年度の方向性を探りました。

項目は次の5つの視点から設けました。
(1)学校経営に関わっての設問 …… No. 1~No. 5
(2)教科指導に関わっての設問 …… No. 6~No.10
(3)生徒指導に関わっての設問 …… No.11~No.15
(4)特別活動に関わっての設問 …… No.16~No.18

<アンケート項目>
1 学校生活は楽しい。
2 目標を持って学校生活を送っている。
3 学校は情報の適切な管理と発信に努めている。
4 地域の環境や人材を教育活動に活かしている。
5 本校の施設・設備は安全性が確保されている。
6 授業は分かりやすい。
7 先生は意欲的に授業に取り組めるよう工夫をしている。
8 相手の話を聞き,自分なりの考えを発表できる。
9 先生は学習面で公平に評価している。
10 計画的に家庭学習をしている。
11 あいさつは良くできている。
12 先生は相談ごとにていねいに応じてくれている。
13 先生は不登校やいじめなどの問題を解消しようとしている。
14 人としての生き方を考えることで,豊かな心が育っている。
15 先生はあなたことを理解してくれている。
16 環境美化に取り組んでいる。
17 委員会や学園祭などの生徒会活動は充実している。
18 部活動を積極的におこなっている。(外部活動でもよい)

各項目ごとの考察

(1)学校経営に関わっての設問について(No. 1 ~ No. 5)
○どの項目も,肯定的なプラス評価がほとんどであり,高い数値が出ています。
○「1,生徒は学校生活を楽しんでいる」に関しては,9割以上がプラス評価であり,その中でも6割以上の生徒が「そう思う」と答えている。普段の仲間との落ち着いた生活をはじめ,授業や部活,行事などの取り組みから得られる充実感などが考えられます。
○「2,生徒は目標を持って学校生活を送っている」に関しては,マイナス評価が生徒で13%,保護者で16%います。個々の生徒の悩みやつまずきに今以上にしっかりと向き合い,やりがいや目標などを持たせるにはどのように支援していくか学校全体で対策を考えていきたいと思います。
○「3,学校は家庭に連絡や情報提供をていねいに行っている」に関しては,今年度,必要に応じて,通信や文書など安心メールで家庭に配信しました。メールで確実に保護者に通知できたのはよかったと思います。今後は,文書等内容に応じて,さらにメール配信を増やして保護者に周知できるようにしたいと思います。

(2)教科指導に関わっての設問について(No. 6 ~ No.10)
○どの項目も7割以上はプラス評価であるが,教師,生徒,保護者の三者において,「1,そう思う」と「2,だいたいそう思う」の割合に偏りが見られ,それぞれの立場において感じかたの違いがあります。
○「6,先生は分かりやすい授業に努めている」や「7,先生は意欲的に授業に取り組むよう工夫している」に関しては,教師の「そう思う」の回答率が60%前後に対して保護者の回答率は,31%でした。授業においては,県から提示されている授業改善「山梨スタンダード」に沿って教師が丁寧に授業実践していますが,苦手な生徒への意欲の喚起と基礎基本の定着を図ることが課題です。保護者からも心配される意見をいただきました。今後,校内研究等でさらに対策を考えていく必要があると思います。
○「8,生徒は相手の話を聞き,自分なりの考えを発表できる。」に関して,昨年度はマイナス評価が生徒,保護者とも20%前後ありましたが,今年度は10%前後に減りました。コロナでの活動制限が緩和され,授業や学活等で言語活動を積極的に行うようになった成果だと思います。
○「9,先生は学習面で公正に評価している」に関しては,教師,生徒は6割から7割が「そう思う」と回答したが,保護者の回答率は2割でした。また,否定的な回答も数件ありました。学校では,評価規準に沿って,いろいろな方法や角度から公平・公正な評価を心掛け,実施しています。今後はさらに,評価に対する根拠などを生徒・保護者に丁寧に説明を行い,理解が深められるよう努力していく必要があると思います。
○「10,先生は家庭学習の手だてをしている」に関しては,生徒・保護者の否定的な評価が3割あり,学習面での本校の課題であると思います。特に学習が苦手な生徒において,家庭学習等で基礎基本の定着がなければ,授業は難しくなっていきます。自主学習ノートの取り組みも行っていますが,机に向かって学習の時間を生み出す手立てや個々に適した学習内容・学習方法を考え,指導していく必要があります。また,学校と家庭との連携を図り,協力を得ながら共に生徒へ支援をしていくことが大切であると思います。

(3)生徒指導に関わっての設問について(No. 11 ~ No.15)
○どの項目も肯定的なプラス評価がほとんどでした。
○「11,生徒のあいさつはよくできている」に関しては,教師側と生徒・保護者側において評価にずれが見られました。家庭や知り合いにはしっかりとできていると思います。学校での様子を見ているとあいさつをされたらさわやかに返すことはほとんどの生徒ができますが,「自分から積極的にあいさつする」ということに関しては課題があると思います。生徒たちからも「すれ違いあいさつができていない」という課題を挙げ,生徒会などであいさつの取り組みをおこなっています。生徒の活動を大切にしつつ,あいさつの意味を考えさせ,授業や部活動などあらゆる場面で積極的に指導をしていきたいと思います。
○「12,先生は生徒や保護者の相談にていねいに応じている」に関しては,「そう思う」の回答率が教師と保護者とのずれがあります。教師は丁寧に応じているが保護者の思いに応じきれていない面があるのではないかと思います。保護者とのコミュニケーションをより大切にしながら思いに寄り添えるように学校全体で努力していきたいと思います。
○「13,先生は不登校やいじめなどの問題解決に努めている」に関しては,生徒6%,保護者8%の方が否定的な評価でした。この結果を受け止め,すべての生徒や保護者が安心して生活できるように学校全体で考えたいです。今後も継続して全員が居心地のよい学級づくりを目指すことと全職員で「予防教育・早期発見・初期対応・組織対応・再発防止」について再度確認し,常にベストな指導ができるように努めていきたいと思います。
○「14,先生は人としての生き方を考えさせ豊かな心を育てようとしている」に関しては,生徒5%,保護者12%の方が否定的な評価でした。保護者の「そう思う」の回答率も低い結果でした。また,保護者の意見欄には教師の言動について,心配する意見もありました。まずは,教師一人一人が自分自身を振り返り,生徒,保護者,地域から信頼される言動を心掛けること。そして,教育活動全体を通して,生徒に豊かな心が育つような教育実践を全職員でおこなっていきたいと思います。
○「15,先生は生徒のことを理解している。」に関しては,否定的な評価が生徒,保護者とも10%弱ありました。教師も「そう思う」と回答しているのは35%でした。普段からのコミュニケーションを基本に,生徒の変化に敏感になり,気になったら常に声をかけていくことを継続していきたいと思います。また,生徒から悩みや相談をしやすい関係を築くことも大切であると思います。教師間の情報共有など連携を図り,生徒理解に努めていきたいと思います。

(4)特別活動に関わっての設問について(No. 16 ~ No.18)
○どの項目も概ね良好と分析できます。
○「16,生徒は環境美化に取り組んでいる」に関して,毎日の清掃活動ではどの学年もまじめに取り組んでいますが,教師の「そう思う」の回答率が低いのは,きれいな校舎に甘えていて,進んできれいにする姿勢をもっと育てていきたいと感じているからです。
○「17,学園祭などの生徒会活動は充実している」と「18,生徒は部活動を積極的におこなっている」に関して,生徒会活動や部活動では,リーダーや3年生を中心にリーダーシップを発揮して,今年度大きな成果を残したと思います。今後も生徒の主体的な活動となり,自治の力の育成や生徒同士の関係づくりの場になるよう全職員で指導していきたいと思います。

<PDFの表記>
1 保護者集計表(前期回答との比較)
2 生徒集計表(前期回答との比較)
3 教師集計表(前期回答との比較)
4 教師・生徒・保護者回答比較グラフ
5 プラス評価・マイナス評価の集計表(教師・生徒・保護者)
  (プラス評価;1・2の合計  マイナス評価;3・4の合計)

PDFファイルはこちら
保護者集計表
ファイルサイズ:78KB
生徒集計表
ファイルサイズ:75KB
教師集計表
ファイルサイズ:77KB
生徒・保護者・教師比較グラフ
ファイルサイズ:2199KB
プラス・マイナス評価集計表
ファイルサイズ:94KB
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